8月9日(火) 天気:晴れ時々曇り 作業人数:15名
 
 J-13・14では図面等の作成を完了し、埋め戻し作業に入った。M・N-16では4層上部で石器の濃密な分布を確認している。K・L-16では図面作成の作業を行なっている。

写真撮影風景

昼食風景
J-13・14
 J-13fとJ-14dの4層を10cmほど掘り下げたが、J-14dで出土した珪質頁岩製の彫刻刀形石器に関連する石器分布は確認されなかった。調査区の平面図を作成した後、東・北壁の土層断面の線引きを行ない、土層断面図を作成して本調査区の調査を終了した。現在埋め戻し作業中である。

土層断面の線引き作業

土層断面図の作成作業

J-13・14の調査終了状態(西から)

東壁土層断面
M・N-16
 4層の掘り下げを行ない、4層上面から10cmほど掘り下げた状態。5層上面まではさらに10cmほどの層厚がある。4層上部より60点以上の石器が出土した。昨年K・L-16で検出した石器ブロックに隣接するM-16の石器分布は散漫であるが、N-16b・c・e・fに濃密な分布がみられ、これと空白域を挟んでN-16g・h・iにも濃密な分布がみられる。これらの石器分布はいずれも調査区外へ続いていることが予想され、新たに二つの石器ブロックないしはその一部を検出している可能性が高い。出土した石器は出土状況の写真撮影の後、出土位置を記録して取り上げた。明日、5層上面まで掘り下げて4層下部の石器の分布状況を確認する。

4層上部の石器出土状況(北から)

4層上部の石器出土状況(北東から)

4層中(左)と5層上面(右)の石器出土状況

4層上部の石刃の出土状況

遺物の取り上げ作業風景

遺物の記録と取り上げ作業風景
K・L-16
 昨年4層上部で石器のブロックの一部を検出したK・L-16では、4層下部の石器の分布状況を確認するために5層上面まで掘り下げた。4層下部からは約20点の石器が出土しているが、4層上部に比較すると分布は散漫である。出土遺物を取り上げた後、東壁土層断面の線引きを行い、今回掘り下げた部分を図面に書き加える作業を行なった。

東壁土層断面の線引き作業

4層下部の石器出土状況(北から)
来跡者(敬称略)
須藤 隆 東北大学教授
菅野 智則 東北大学助手
市川 健太 東北大学考古学研究室
高橋 大輔 東北大学考古学研究室
小原 一成 東北大学考古学研究室
森田 賢司 東北大学考古学研究室
久末 恵輔 東北大学考古学研究室
佐々木 安彦 村田町文化財保護委員長
鎌田 俊昭 宗教法人
三浦 実 宮城県栗原市教育委員会(佐川ゼミOB・調査参加)
黒田 篤史 岩手県宮守村教育委員会(辻ゼミOB・調査参加)