8月7日(日) 天気:晴れ一時雷雨 作業人数:15名
 
 J-13・14、MN-16ともに調査区全面で4層上面を検出。昼より2時頃まで激しい雷雨のため、現場作業を中断し宿舎で遺物の洗浄を行なった。天候が回復したため、3時より現場作業を再開した。遺跡周辺で踏査を継続している高橋健寿氏が来跡。賀篭沢遺跡発見当初のお話などを伺った後、現場の東約400mの地点で玉髄原石の産状を確認した。

ミーティング風景

遺跡周辺で踏査を継続している高橋氏(左)が来跡

昼食風景

遺跡付近で新たに確認した玉髄原石の産状
J-13・14
 3層を掘り下げ、調査区全面で4層上面を検出。J-14d付近の3層中と4層上面で土器片数点が出土している。また、J-14dの3層下部で珪質頁岩製の彫刻刀形石器が出土した。明日、J-14d・gの4層を掘り下げ、石器分布の広がりの有無を確認する。

4層上面の検出作業

4層上面の検出状況(西から)

4層上面の検出作業(左は朱岩石先生)(西から)

4層上面の検出作業風景(西から)

J-14dで出土した珪質頁岩製の彫刻刀形石器

昨年出土した縄文条痕土器に接合する土器片が出土
M・N-16
 N区に残った3層を掘り下げ、調査区全面で4層上面を検出。4層上面は北に向かって傾斜がきつくなる。3層中で22点、4層上面で18点の遺物が出土し、出土位置を記録して取り上げ。3層中でアメリカ式石鏃が出土。弥生時代のものが上層から入り込んだものと考えられる。3層中では土器片が多いが、4層では石器が多くなる。明日は4層を掘り下げ、旧石器ブロックの広がりの有無を確認する。

4層上面の検出作業風景(北から)

4層上面の検出作業風景(東から)

4層上面の石器出土状況

4層上面の検出状況(南から)
M・N-16出土石器

石刃核

稜付き石刃

石刃

スクレイパー

エンドスクレイパー

剥片
K・L-16
 昨年の調査で南北トレンチ2・3区として4層中まで掘り下げたK・L-16の埋め戻し土を除去。昨年の調査では4層上部より石器が60点ほど出土している。明日、調査区内を清掃し、4層と5層の調査を行なって下層の石器分布を確認する。

KL-16区の埋め戻し土除去作業中

K・L-16区(手前)とM・N-16区(南から)
来跡者(敬称略)
朱 岩石 東北学院大学大学院客員教授
(中国社会科学院考古研究所研究員)
鎌田 俊昭 宗教法人
梶原 洋 東北福祉大学教授
高橋 健寿
高原 要輔 学校法人石川高校教諭(調査参加)
内田 仁 加藤建設(株)埋蔵文化財調査部(調査参加)
庄子 裕美 蔵王町教育委員会(佐川ゼミOB・調査参加)