遺跡付近で見られる玉髄原石の産状

現場より300mほど東の道路法面に玉髄原石が露出している地点がある。凝灰岩層の中に直径60cm程の珪化木が露頭し、部分的に玉髄化している状況が観察された。村田町周辺の丘陵は地すべり地帯であり、自然営力による玉髄の露出地点が複数存在したと推定される。

玉髄原石の露出地点 玉髄原石の産状
採集した原石。左半分は年輪に沿った節理割れが観察されるが、右半分は玉髄化して比較的石質が均質になっている。 年輪が完全に消え、均質な玉髄に変化している部分。昨年出土したナイフ形石器に使用されている石材にも石質が近似する。

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